旬ものレシピ 伊予柑

伊予柑

イヨカンは明治元年(1886年)、山口県阿武郡東分村で突然変異として発見され、「穴門蜜柑」と呼ばれていました。その3年後、三好保徳氏が松山に持ち帰り、苗を養成して近隣の農家に配り栽培を奨励しました。そして「伊予柑」と名付けて出荷・販売したところ大変好評を博しました。

昭和30年(1955年)、松山市の宮内義正氏が、自分の園で早く熟する果実を見つけ、1966年「宮内イヨカン」と名付け品種登録したところ、急速に広まっていきました。
小枝が密につき葉は丸みをおび、花は純白で花弁は5弁になります。果実は扁球形で250〜300gになり果色は濃橙色で美しく、特有の香りを放ちます。
イヨカンは寒さに弱く、西南暖地でないと栽培に適しません。そして、おいしく、きれいな肌にするために葉80〜100枚に1果の割合で結実させます。
12月下旬に収穫し貯蔵したのち、甘味と酸味が調和し、多汁で芳香の漂う暮れから4月頃にかけて出荷され、店頭にならびます。
主産県は愛媛ですが、全国では8,500ヘクタール栽培されています。兵庫県では約13ヘクタール栽培で、175トン生産されています。
イヨカン1個の中玉で、100g中にビタミンCが約35mgを含まれています。このビタミンCは,ウイルスや細菌に対する抵抗力を高めるほか、カゼや感染症などを予防する効果があるそうです。また、血圧上昇の抑制や筋肉の収縮の円滑化に関与しているカリウムも豊富に含んでいます。

御飯伊予の味

伊予柑
◆材料◆(4人分) ※1人あたり200kcal
米 1カップ
インゲン 20g
チリメン 20g
キヌサヤ 4個
昆布 5cm角
◆A◆
コンニャク 30g
ニンジン 30g
伊予柑果汁(伊予柑4個分) 220cc
◆B◆
醤油 大さじ1
塩 少々
酒 小さじ1
  • 作り方
  • 1.米は30分前に洗ってザルにあげておく。
  • 2.Aは短冊切りにする。チリメンはサッと洗う。
  • 3.インゲンは塩茹でし、斜め薄切りにする。
  • 4.いよかんは上部を切り、中身を取り出し、皮を器とする。
  • 5.「1」に「2」、「3」、B、昆布を加えて炊く。
  • 6.「4」に「5」を詰め、茹でてせん切りにしたキヌサヤを散らす。

ハンバーグ伊予柑風味

伊予柑
◆材料◆(4人分) 1人あたり257kcal
サラダ油 適量
ブロッコリー 適量
伊予柑の身 適量
◆A◆
伊予柑汁 1/4カップ
玉ねぎ(おろし) 大さじ1
生姜汁 少々
酒 大さじ2
醤油 大さじ2
レモン汁 大さじ1
砂糖 大さじ1と1/2〜2
◆B◆
鶏挽き肉 300g
白ネギ(ミジン切り) 1/2本
生姜汁 少々
卵 1/2個
◆C◆
塩 小さじ1/3強
酒 大さじ1
片栗粉 少々
  • 作り方
  • 1.鶏挽き肉にB、Cを入れよく混ぜ、俵型に形を作る。
  • 2.Aを合わせ混ぜる。
  • 3.フライパンにサラダ油を熱し、「1」を焼き、中まで火を通す。
  • 4.「3」に「2」を加えからめる。
  • 5.器に「4」を盛り、伊予柑の身と塩茹でしたブロッコリーを添える。

伊予柑の和え物

伊予柑
◆材料◆(4人分)1人あたり38kcal
伊予柑 1個
水菜 150g
生ワカメ 20g
◆A◆
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1/2〜1
薄口醤油 小さじ1
塩 少々
  • 作り方
  • 1.水菜は塩茹でして水に取り、水気をきって2cmくらいに切る。
  • 2.ワカメは熱湯にサッと通し、3cmくらいに切る。
  • 3.伊予柑は身を取り出し、粗くほぐす。
  • 4.「1」、「2」、「3」をAで和える。

オレンジチキン

伊予柑
◆材料◆(4人分) 1人あたり195kcal
鶏モモ肉 2枚
伊予柑 3個
ブロッコリー 1個
水溶き片栗粉 適量
塩、コショウ 適量
小麦粉 適量
サラダ油 適量
◆A◆
伊予柑果汁 1/2カップ弱
醤油 大さじ2
水 1/4カップ
  • 作り方
  • 1.伊予柑2個は皮を除き取り出し、1個は汁気を絞る。
  • 2.鶏モモ肉は脂、皮を除き、大きめのひと口大のそぎ切りにし、塩、コショウをする。
  • 3.「2」を「1」であえる。シソの葉を散らし、粉チーズをふる。
  • 4.ブロッコリーは小房に分け、塩茹でする。
  • 5.Aを合せて煮立て、塩で味をととのえ、いよかん、「4」を加えひと煮し、水溶き片栗粉でとろみをつける。
  • 6.「5」に「3」を入れてからめ、器に盛る。

伊予柑と鮭のグラタン

伊予柑
◆材料◆(4人分) 1人あたり339kcal
白ねぎ 3本
生鮭(100g) 4切れ
玉ねぎ 100g
白ワイン 1/2カップ
伊予柑 2個
パン粉 大さじ2
粉チーズ 大さじ4
パセリ(みじん) 適量
バター 適量
塩、コショウ 適量
◆A◆
カレー粉 小さじ1
バター 大さじ4
小麦粉 大さじ2と1/2
スープ1と1/4カップ
蒸し汁1/2カップ
牛乳 1/2カップ
  • 作り方
  • 1.白ねぎは4cmの長さの斜め切りにする。
  • 2.生鮭に塩、コショウをする。
  • 3.玉ねぎは薄切りにする。
  • 4.鍋に「1」を並べて「2」をのせ、バター大さじ2をちぎってのせ、ワイン、水1/2カッブを注ぎ、5分位蒸し煮する。。
  • 5.バター大さじ2を溶かし、玉ねぎをよく炒め、小麦粉、カレー粉をふり入れ、スープ、蒸し汁でのばし、牛乳を加えてソースを作り、塩、コショウをする。
  • 6.伊予柑は皮を除き、果肉を取り出す。
  • 7.グラタン皿にバターをぬり、「4」、白ねぎ、「6」をのせ「5」をかけパン粉・粉チーズをふりかけ、220度のオーブンで10分位焼く。
  • 8.「7」にパセリを散らす。

伊予柑の三色和え

伊予柑
◆材料◆(2人分)
いよかん(大) 半個
カブ 200g
ホウレン草 100g
ちりめんじゃこ 大さじ2
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1.5
醤油 大さじ1,5
みりん 大さじ1
化学調味料 少々
ごま油
  • 作り方
  • 1.いよかんは皮をむき房をとって、一房を3ヶ位に分ける。
  • 2.いよかんの皮をよく洗い5cm角くらいを包丁で裏皮の白い部分を取り除き、あま皮の部分を薄くきざむ。
  • 3.カブはイチョウに切り薄くきざみ、塩をしてかたくしぼる。
  • 4.ホウレン草はさっとゆで2cm位に切る。
  • 5.「1」、「2」、「3」、「4」とちりめんじゃこを、酢、砂糖、醤油、みりん、化学調味料であえる。

※色がダイダイ、白、緑の三色で美しく、いよかんの香りがほんのりとして、食欲をそそる和えものです。

『JA生活技術展』 組合長賞受賞 レシピ  中島ブロック本部  長尾弘子さん作

伊予柑プディング

伊予柑
◆材料◆
バター 75g
卵黄 3個分
上新粉 15g
コーンスターチ 25g
粉砂糖 50g
伊予柑果汁 2個分
◆メレンゲ◆
卵白 3個分
粉砂糖 50g
レモン汁 小さじ1
伊予柑果汁(伊予柑4個分) 220cc
◆伊予柑サイバヨンソース◆
卵黄 3個分
粉砂糖 100g
白ワイン 125g
伊予柑果汁 1/2個
  • 作り方
  • 1.型にバターを塗る。
  • 2.ボールに卵白を泡立て、粉砂糖を2回に分けて入れ、角が立ったらレモン汁を入れる。
  • 3.別のボールにバターを入れ、クリーム状に練り、溶いた卵黄を少しずつ入れ、滑らかにする。
  • 4.上新粉、コーンスターチ、粉砂糖をふるって少しずつ入れ、よく混ぜる。
  • 5.伊予柑の果汁を少しずつ加えてよく混ぜ、滑らかにする。
  • 6.湯銭にかけ、泡だて器で良く混ぜ、とろみがついたらはずす。
  • 7.「2」の卵白を再び軽く泡立て、角が立ったら「6」に1/3量を加える。残りも加え、泡を消さないようにさっと混ぜる。
  • 8.器に入れ、表面を平らにし。布巾をしいたバットにのせて8分目まで熱湯を入れる。170度で50分オーブンで焼く。型から出して冷やす。
  • 9.冷やした伊予柑サイバヨンソースをか け、伊予柑のむき身、オレンジピールを飾ってできあがり。

※伊予柑サイバヨンソースの作り方
卵黄と粉砂糖を混ぜ、白ワインを加え、湯銭にかけて泡立てる。伊予柑の果汁を加え、もったりするまで泡立てたら、湯銭をはずし、冷めるまで混ぜる。

伊予柑のババロア

伊予柑
◆材料◆(直径21cmのもの1個分)
伊予柑 2個
牛乳 500cc
ゼラチン
水 35g
150cc
砂糖 250g
卵黄 4個
生クリーム 200cc
◆飾り◆
伊予柑(皮を除いたもの)適量
生クリーム 適量
砂糖 適量
バームクーヘン 適量
  • 作り方
  • 1.伊予柑は、皮をむき実をはずす。
  • 2.卵黄、伊予柑、牛乳、砂糖をミキサーでよく混ぜる。
  • 3.ゼラチンを分量の水でふやかし、湯煎にかけて溶かす。
  • 4.生クリームは、5分だてにする。(とろみがついて、ツノがたたない程度)
  • 5.「1」に「2」を少しずつ加え、とろみがついてきたら「3」を加える。
  • 6.水でぬらした容器に「4」を流し、冷蔵庫で冷やし固める。
  • 7.固まったら皿に取り出す。(容器をかるくあたためると取り出しやすい。)
  • 8.バームクーヘンを5mm厚さに切り回りに飾り、生クリームに砂糖を加えて泡立て絞り袋に入れて絞り、伊予柑を飾る。

コキーユ・ドランシュ

伊予柑
◆材料 伊予柑ゼリー液(A)◆
水 250cc
伊予柑の絞り汁 6個
砂糖 200g
板ゼラチン 10g
グラン・マルニエ(または、コアントロー ) 200cc
オレンジリキュール 200cc
◆B◆
伊予柑(B) 6個
  • 作り方
  • 1.伊予柑は6個(A)だけ上下を少し切り落とします。底の方は安定させる為ですから少し、枝つきの方は後で蓋として使用するので、やや厚めに切っておきます。
  • 2.残り6個の伊予柑(B)は皮をむき、中の房から1つずつ実をはずします。
  • 3.伊予柑のゼリー液を作ります。
    鍋に水と伊予柑の絞り汁、砂糖を入れて火にかけ、水でもどしたゼラチンを煮溶かし、あら熱がとれたら、グラン・マルニエを加えます。
  • 4.「1」で作った伊予柑(A)のケースの内側の底に、「1」で切り落とした伊予柑(A)の皮を敷き、この上に「2」で分けた伊予柑の実を、元の形のように並べます。
  • 5.上から冷やしてとろみのつきだしたゼリー液を流し入れます。
  • 6.冷蔵庫に入れます。
    固まれば、ケースからとびでた伊予柑を切りとり、上にもう一度ゼリー液を流して冷やし固めます。
  • 7.食べる直前に、冷蔵庫から出し蓋の部分をかぶせます。

◆板ゼラチンの戻し方
板ゼラチンは、たっぷりの水にひたして、やわらかく戻しておきます。この時、水が少ないと戻りにくいので、たっぷりの水に入れて下さい。但し、夏やあたたかいところにおいた場合は、常温でもゼラチンが溶けてしまうことがあるので、心配がある時は氷水か冷水を使って戻すようにします。

はちみつ伊予柑ケーキ

伊予柑
◆材料◆(21×21cmの角型のもの1台分)
伊予柑 1個
はちみつ 大さじ4
薄力粉 180g
ベーキングパウダー 小さじ1
はちみつ 200cc
卵L玉 3個
粉砂糖 少々
  • 作り方 下準備
  • 1.伊予柑の皮をむき、実の部分を薄く切ります。
  • 2.伊予柑の皮の1/2を、さっとゆで水にとってから、薄く切ります。
  • 3.「1」、「2」をはちみつ大さじ4に、一晩漬けておきます。
  • 4.シロップは別にとり、伊予柑はみじん切りにします。
  • 5.Aを合せて煮立て、塩で味をととのえ、いよかん、「4」を加えひと煮し、水溶き片栗粉でとろみをつける。
  • 6.「5」に「3」を入れてからめ、器に盛る。
  • 作り方
  • 1.はちみつ250ccは、小鍋であたたかくなる程度にあたためます。
  • 2.卵をふんわり泡立てて、「1」を少しずつ加えてリボン状になるまで泡立てます。
  • 3.薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、もう一度ふるいながら3回に分けて「2」に加え、へらでさっくりと混ぜます。みじん切りにした伊予柑を加えて大きく混ぜ合わせます。
  • 4.かたに「3」を流しいれ表面を平らにし、底をたたいて空気ぬきをします。
  • 5.190℃のオーブンで25分焼きます。冷めたらかたからはずして、粉砂糖をふる。

伊予柑ケーキ

伊予柑
◆材料◆(1台分)  1人あたり716kcal
伊予柑 2個
伊予柑の皮 1個分
バター 130g
砂糖 70〜80g
卵 2個
◆A◆
砂糖 1/3〜 1/2カップ
水 1/2カップ
◆B◆
小麦粉 130g
ベーキングパウダー 小さじ2
オレンジキュラソー(リキュール) 大さじ1
  • 作り方
  • 1.伊予柑は皮を除き、身を取り出し小房にする。
  • 2.皮は白い部分を除き、せん切りにし、サッと茹でAを合わせ水気がなくなるまで煮詰める。
  • 3.Bをふるっておく。
  • 4.バターを柔らかく練り、砂糖を2〜3回に分けて加えよくすり混ぜ、卵を少しずつ加え混ぜる。
  • 5.「4」に「3」を加え、サックリと混ぜ、とキュラソーを加え混ぜる。
  • 6.タルト型にバターを塗り、軽く小麦粉をふって「5」を流し入れ、170度のオーブンで15分、「1」をのせアルミ箔をかけ、20分くらい焼く。

いよっこ伊予柑ゼリー

伊予柑
◆材料◆(4人分)
粉寒天 4g
水 400ml
砂糖 80g
伊予柑果汁又は100%ジュース 200ml
  • 作り方
  • 1.鍋に水と寒天を入れ、火にかけ、かき混ぜながら2分ほど沸騰させ溶かします。
  • 2.砂糖を加えて溶かし火を止め、伊予柑果汁又は100%ジュースを加えて混ぜます。
  • 3.伊予柑をくりぬいた型に流し入れて冷やし固めます。

『JA生活技術展』 組合長賞受賞レシピ 北条ブロック河野支部  清川恵子さん作