ディスクロージャー2015
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5.農業振興活動担い手・耕作放棄地対策を強化「紅まどんな」で愛媛農林水産賞 2015年2月11日、JAえひめ中央は太陽市前で「宮内いよかん還暦祭」を開いた。還暦祭は、発見から60年を迎える宮内伊予柑を祝い、これまでの活躍に感謝しようと開催。JAは今後も「色よし・味よし・香りよし」の三拍子そろった産地の主力かんきつとして、宮内伊予柑とともに歩む姿勢を新たにした。 愛媛県の農林水産業の振興や発展に功績のあった個人・団体を表彰する第23回愛媛農林水産賞の授与式が2014年10月22日に行われ、JAえひめ中央が優秀賞を受賞した。 JAは「紅まどんな」の高品質生産に向けた栽培技術の確立・普及、選果基準の徹底などを行い、積極的な販売促進等により年末贈答用としての地位確立につなげたとして今回の賞を受賞。ブランドのけん引役を果たし、生産者の増加や所得向上、産地の拡大にも取り組む功績が評価された。  JAえひめ中央は今年度、これまで行ってきた支援の形をより明確に位置づけようと営農部経営支援課に「農作業サポートセンター無料職業紹介所」と「新規就農研修センター」を設置した。労働力が不足する組合員からの支援依頼を就労の機会を求める人にあっせんして産地の維持を図る「農作業サポートセンター無料職業紹介所」は、新たな担い手対策として農業現場の慢性的な人手不足を解消し地域の就労機会の確保をめざす。求人者と求職者のマッチングは組合員の農業経営の継続を促すだけでなく農作業経験のない人が農業に関わる機会を増やし農業への関心を高める狙いもある。また、就農を希望する担い手の技術・土地・資金の面をサポートすることで地域の次世代農業を盛り立てる「新規就農研修センター」は、研修生が「即戦力となる農業」を学ぶ。JAは研修生の幅広いニーズに応えるため、かんきつだけにとどまらず野菜の研修圃場も設置している。「宮内伊予柑」祝!還暦7

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