ディスクロージャー2016
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13ませんでしたが、計画的な車検推進活動により車検台数が確保できたことで利益については計画を上回る結果となりました。<農機自動車課農機部門> 農機事業については、米価安以降、大型機械販売の不振が続くなか、各メーカーが新機種を投入し展示会などで売上高は計画を上回りましたが、在庫処分価格や見積り入札などで利益率が低下したことで利益については計画を下回る結果となりました。●加工部 個人消費の低迷が続く国内経済状況下で、熾烈な価格競争が繰り広げられる食品業界は、依然として厳しい販売環境が続いています。 このような状況の下、加工販売部門は年度当初から、積極的な販売活動に取り組みましたが、主力のブランドゼリーは、贈答需要の個性化・多様化により、販売数量が伸び悩みました。また、缶詰においても、主力の業務用栗缶詰が、価格競争の激化から苦戦販売を強いられました。一方で、委託製造を行っているゼリー・スパウチについては計画を上回る数量の製造要請があり、多少の販売額の上積みは図れました。結果、加工製品販売額は、計画28.2億円に対し、26.6億円、計画対比94%となりました。 研究開発部門は、管内キウイのヘイワードを使用したゼリーと愛媛県産原料を使用した高級感のあるゼリーセットを開発しました。一方で、製品表示に関するトラブルが発生し、品質保証体制・製品管理体制の在り方について再認識しました。 工場においては「顧客が満足する安全で安心な製品造り」を念頭におき、カップゼリーの製造現場等の老朽化した施設・設備の改修を進めました。また、下半期は、複数品目で計画以上の製造要請があったため、早出・残業、休日操業の増産体制を組み、効率的な製造で製造経費の低減を図ると共に、製品の安定供給に努めました。【企画管理部門】●総合企画室<企画課>1.第5次中期計画の徹底した進捗管理の実施 第5次中期計画における経営課題への取り組みとして①農業所得の向上と担い手の確保②内部態勢整備(総合事業体の機能発揮)③所場再編の3つの全体戦略を設定し、関係部門と連携したプロジェクトを立ち上げて実践に向けての検討を進めました。2.地域事業部制の機能発揮に必要な改善 地区経営会議において、支所別の部門別損益検討表と経営管理高度化行動計画の進捗状況を基に協議を行い、事業伸長や収支改善に向けた活用を行いました。3.地域における協同活動の強化 支所と組合員組織(運営委員会等)とが連携した「1支所1ふれあい活動」の実践や、小学校と協同した食農教育活動、組合員組織が主体となった栽培体験・食農教育活動など、「農と食とくらし」を通じた協同活動を行いました。<リスク管理課>1.BCPと総合リスク管理規程作成によるリスク管理態勢の整備 「JAえひめ中央版事業継続計画(BCP)」を策定しました。導入したJAえひめ総合情報センターの「安否確認システム」を利用した初動参集体制を整理し、運用を開始しました。2.組合員加入促進運動の展開 組合員加入促進運動要領に基づいて加入促進運動に取り組んだ結果、組合員数は1,219名の純増となりました。3.連結を含む新会計基準・制度知識の普及 連結を含む財務諸表を作成し、業務報告書・ディスクロージャー誌への掲載を行いました。また、信用リスク・金利リスク・オペレーショナルリスクを主要リスクとする総体的なリスク量管理と、モニタリング報告を通した財務報告、業務執行体制の状況報告を行いました。<電算課> 自営経済管理システム全般の安定稼働及び機能強化に努めました。その中で、営農販売システム検討会での要望事項に対するシステム修正、共済の職員実績管理システムの稼働、情報一元化システムの根幹である名寄せシ

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