えひめ中央レポート2019
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JAえひめ中央レポートは減少しました。売上高については、原油価格高騰の影響で単価高となり計画を上回りましたが、利益については、計画を下回る結果となりました。<燃料課ガス部門> ガス事業については、都市ガス小売事業の自由化による価格競争や他エネルギーとの競争が激化するなか、ボイラーからガスへの燃料転換による快適なガスライフの提供やガスファンヒーター推進、他社ガスからの切替推進活動に取り組みましたが、年度当初からの原油価格の上昇に伴いガスCP価格の値上がりによる仕入価格の上昇が急激であったことから売上高、利益共に計画を下回る結果となりました。<農機自動車課自動車部門> 自動車事業については、低燃費車や予防安全機能車が増加するなか、安価供給に向けた仕入機能の充実、車検間点検による農用車のコスト削減に努めましたが、高齢化による免許返納や営農車の保有台数減少により売上高、利益共に計画を下回る結果となりました。<農機自動車課農機部門> 農機事業については、ホームセンターの大型化やインターネット販売による農機取扱品目の拡大が進み、農機部門における取扱高は減少傾向にあるなか、重点型式による価格メリットの還元や新機種の性能・機能充実モデルを備えた展示会開催により、大型機械販売が好調であったことから、売上高、利益共に計画を上回る結果となりました。●加工部 食品業界を取り巻く環境は絶えず変化しており、食品の販売チャネルも含め多様化する個人ニーズやトレンド変化へのスピーディーな対応が求められ、依然として厳しい販売環境が続いています。 このような状況を踏まえ、加工販売部門は年度当初から、積極的な販売活動に取り組みましたが、主力の ブランドゼリーは、ニーズの多様化等により贈答需要の販売数量が伸び悩み、缶詰においても、主力の業務用栗缶詰が価格競争の激化から苦戦販売が強いられました。また、受託製造しているスパウチも計画を若干下回る販売数量となりました。一方で、青汁については計画を大きく上回る原料入荷量があり、販売額の上積みが図れました。結果、加工製品販売額は、計画24億円に対し、21億593万円、計画対比87.8%となりました。 研究開発部門は、管内のしらぬひを使用したカップゼリーと甘平を使用した飲むゼリーの開発や既存製品のリニューアル等にも取り組みました。新食品表示への更新対応、ⅠSO移行審査の受審、次年度の維持審査に向け内部監査の実施及び確認を行いました。 工場においては「顧客が満足する安全で安心な製品造り」を念頭におき、冷蔵冷凍庫の更新工事や製造現場等の老朽化した施設・設備の改修を進めました。また、スパウチ・青汁の製造要請に対応するため、2交代勤務、早出・残業、休日出勤を行う中で、工場間・部門間連携の強化に取り組み、効率的な製造で製造経費の低減を図ると共に、製品の安定供給に努めました。【企画管理部門】●総合企画室 <企画課>1.第6次中期計画に基づいた自己改革の着実な実践と情報発信 第6次中期計画の実践に向けてプロジェクトを設置し、関係部門と連携して検討を進めました。進捗管理については半期毎に理事会・経営管理委員会に報告しました。 また、第6次中期計画の経営課題の1つである経営資源の選択と集中の克服に向けて、購買・金融店舗再編特別委員会を設置して検討を進め、答申を行いました。2.購買・金融店舗再編方針に基づいた着実な実践決定している再編方針に基づき、具体的な運用面の検討や店舗建設を進めました。3.本所敷地新店舗建設に向けた進捗管理の徹底 プロジェクトを設置し、関係部門と連携して新店舗複合施設「みなとまち まってる」に持たせる機能の具体的な運用面について検討を進めました。4.「農と食とくらし」を通じた広報活動による情報発信 組合員組織(運営委員会等)と所場が連携した「1支所1ふれあい活動」の実践や、小学校と協同した食農教育活動、組合員組織が主体となった栽培体験・食農教育活動など、「農と食とくらし」を通じた協同活動を行いました。14

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