えひめ中央レポート2019
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 当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。 また、内部監査は、すべての部署を対象とし、内部監査計画に基づき実施しています。監査結果は、理事長及び監事に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部門の改善取り組み状況をフォローアップしています。特に重要な事項については、直ちに理事長及び監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。◇自己資本比率の状況 当JAでは、多様化するリスクに対応すると共に、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。出資金の減少やバーゼル規制の適用等を受け、内部留保に努めた結果、平成31年3月末における自己資本比率は、13.45%となりました。◇経営の健全性の確保と自己資本の充実 当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。 ○ 普通出資による資本調達額  当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図ると共に、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。 また、平成19年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別の方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価することにより、経営の健全性維持・強化を図っております。■信用事業 信用事業は、貯金、融資、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。この信用事業はJA・信連・農林中金という3段階の組織が有機的に結びつき、「JAバンク」として大きな力を発揮しています。◦貯金業務 組合員はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。普通貯金、当座貯金、大口定期貯金、スーパー定期、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額にあわせてご利用いただいております。内部監査体制11. 自己資本の状況項   目内   容発行主体えひめ中央農業協同組合資本調達手段の種類普通出資コア資本に係る基礎項目に算入した額7,188百万円(前年度7,268百万円)12. 主な事業の内容25

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