えひめ中央レポート2019
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5.農業振興活動5.農業振興活動 伊予柑生産量全国一を誇るJAえひめ中央は、産地維持のため伊予柑苗木の無料配布を行っている。改植および補植用の苗木として2019年3月には2万本を管内の希望者363名に配布した。 果実販売課は、西日本豪雨災害に伴う被害発生果の販売を行おうと、復興スローガンの入ったオリジナル販売資材を作成した。取引のある市場や販売店舗へ提供したオリジナル復興段ボールには、「だんだん復興!がんばるけん まつやま!」と復興スローガンを大きく入れた。同スローガンは「段々(だんだん)」と少しずつ歩みを進めていく産地の姿勢と、伊予弁の「だんだん(意味:ありがとう)」を掛け合わせたもの。2018年産に限り、管内の主力かんきつである「宮内伊予柑」「せとか」「不知火」「はれひめ」を災害果実として販売し、生産者の所得確保につなげた。オリジナル復興段ボール作成 次世代に向けた農業基盤の確立を図ろうとJAえひめ中央は、新規就農研修センターを機能させ次世代の担い手育成や地域農業の活性化に力を入れた取り組みを展開している。これまでに研修修了生31名が就農した。 JAえひめ中央は2019年2月、果樹栽培を視野に入れる県外研修中の新規就農候補者を対象とした「果樹産地体験ツアーinえひめ」の受け入れを行った。今後も行政等と連携しながら、農業に興味をもつ人や愛媛県内へのUターンⅠターンを考えている就農希望者をサポートしていく。農業基盤の確立を図る老木園の若返り目指し県外視察受け入れ 愛媛での就農後押し苺3品種の食べ比べ試食宣伝販売伊予柑の庭先選別を見学春みかん「カラマンダリン」をPRタケノコ収穫体験女性販促隊「JASH!」が各地でPR児童や園児の農業体験学習7

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