えひめ中央レポート2019
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JAえひめ中央レポート 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利または期間のミスマッチが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。 当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理手続」に定め、適切なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスクの管理方針および手続については以下のとおりです。◇リスク管理の方針および手続の概要◦リスク管理および計測の対象とする金利リスクの考え方および範囲に関する説明 当JAでは、金利リスクを重要なリスクの一つとして認識し、適切な管理体制のもとで他の市場リスクと一体的に管理をしています。金利リスクのうち銀行勘定の金利リスク(ⅠRRBB)については、個別の管理指標の設定やモニタリング体制の整備などにより厳正な管理に努めています。◦リスク管理およびリスクの削減の方針に関する説明 当JAは、ALM委員会のもと、自己資本に対するⅠRRBBの比率の管理や収支シミュレーションの分析などを行いリスク削減に努めています。◦金利リスク計測の頻度 毎月末を基準日として、四半期毎でⅠRRBBを計測しています。◦ヘッジ等金利リスクの削減手法に関する説明 金利リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上および監査上の取扱い」(日本公認会計士協会)に規定する繰延ヘッジに依っています。◇金利リスクの算定手法の概要 当JAでは、市場金利が上下に1%変動した時に発生する経済価値の変化額(低下額)を金利リスク量として毎月算出しています。◦流動性貯金に割り当てられた金利改定の平均満期 要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と定義し、①過去5年の最低残高、②過去5年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、③現残高の50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0~5年の期間に均等に振り分けて(平均残存2.5年)リスク量を算定しています。 流動性貯金に割り当てられた金利改定の平均満期は0.003年です。 ① 金利リスクの算定手法の概要9.金利リスクに関する事項 ⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)(単位:千円)29年度30年度評価益評価損評価益評価損----29年度30年度ルックスルー方式を適用するエクスポージャー4,260,975マンデート方式を適用するエクスポージャー-蓋然性方式(250%)を適用するエクスポージャー-蓋然性方式(400%)を適用するエクスポージャー-フォールバック方式(1250%)を適用するエクスポージャー-8.リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャーに関する事項90

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