管理
肥料は化成肥料(N:P:K=8:8:8)を50g/1㎡(1握りくらい)を「植付け後3週間頃(活着後で生育を始めるころ)」と「花蕾が見え始めた頃」の2回行います。株の周りもしくは畝肩に撒きましょう。追肥と同時に中耕と土寄せも行い株の倒伏を防ぎます。
カリフラワーはヨトウムシやコナガ、アオムシなどが付きやすいため見つけ次第捕まえるか殺虫剤を使用するなどして食害には注意しましょう。植え付け後は虫の被害を避けるため、防虫ネットで保護することをお勧めします。防虫ネットでトンネルをつくり覆います。ネットと土の間に隙間をつくらないよう注意しましょう。風の強い地域や砂地の圃場では支柱を立てたりバンドで抑えるなどし、ネットが飛ばないような工夫が必要です。アオムシ対策としてレタス(キク科)を混植することでも防ぐことができ、カリフラワーの2~3株おきに植付けると効果的です。
カリフラワーの花蕾に直射日光が当たると黄色く変色し品質が劣ります。葉の間から花蕾が見え始めたら花蕾を葉で覆いましょう。カリフラワーの外葉で花蕾を覆い、ひもで縛り保護します。花蕾を結束することで低温期の凍霜害防止にもつながります。
収穫
カリフラワーは多少早めに収穫しても品質的には問題ありません。
花蕾の直径が15~20cmを目安に花蕾の元を切って収穫しましょう。
最後に
カリフラワーは夏ごろに植付けし年内に収穫できる野菜です。種からでも苗からでも栽培できます。野菜づくりに慣れている方は苗作りから挑戦してもいいかもしれません。特に虫の発生には注意が必要です。早めの対策を心がけ、品質のいいカリフラワーをつくりましょう。
丸ごと茹でる場合は、茎の切り口に十字の切れ目を入れてから茹でましょう。
茎にもビタミンCが豊富。皮を厚めにむいて茹でるとホクホクとしておいしいので、捨てずに活用しましょう。カリフラワーはサラダやポタージュ、ピクルスなどにも使用できます。ラップに包んで、野菜室で保存。時間と共に鮮度が落ちるので、すぐに使わない場合は、固めに茹で、冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。小分けにして冷凍保存しおくと便利です。
【参考文献】
・カリフラワーの育て方・栽培方法|失敗しない栽培レッスン(野菜)|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信
・タキイのブロッコリー・カリフラワー栽培マニュアル | 野菜栽培マニュアル | 調べる | タキイ種苗株式会社
・カリフラワー|とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ
・麻生 健.土づくりひとつで味が違う畑の達人.2010
・【カリフラワーの冷凍・冷蔵保存方法】変色防止のコツやお手軽保存方法も | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズ