JAえひめ中央では10月22日、観賞用の花木「グニーユーカリ」の出荷が、クリスマス需要を前に最盛期を迎えています。
今シーズンは9月17日から出荷を開始。昨年比106%の約130万本の出荷を見込んでいます。関東と関西、北海道を中心に全国約20の市場に向けて4月下旬まで出荷が続きます。
松山市にある約8アールの圃場では、生産者が1.5メートルほどに成長した枝を手際よくハサミで収穫していました。
温泉地域花木部会のグニーユーカリ生産者は108人。比較的軽量作物で収穫期間が長く、鳥獣被害を受けにくい品目として、年々増加傾向にあります。
光宗忍部会長は「今年は夏の猛暑の影響で成長が遅れていたものの、その後の栽培管理や出荷時期を遅らすことで節間の詰まった枝ぶりの良い、高品質なグニーユーカリが出荷できている。玄関や室内に飾って楽しいクリスマスを過ごしてほしい」と話します。

「グニーユーカリ」は、表面が薄い銀(ぎん)灰色(かいしょく)の小さい丸い葉が特徴で、生け花や花束等のアレンジで人気。食べ物以外で唯一、松山市の「まつやま農林水産物ブランド」の認定を受けています。
JAえひめ中央では、松山市の特許「松山市ユーカリ挿し木技術」を用いた苗木の増殖を行い、形質が良好かつ品質の安定したユーカリを出荷しており、市場から高い評価をいただいています。




























