今年度のJAえひめ中央「准組合員モニター制度」。
第2回の活動となる『みかんのみち』を11月29日(土)に開催しました。
『みかんのみち』は「農産物の収穫体験や生産者との交流を通じて、地域農業への理解を深めていただくとともに、消費者の手元に届くまでにJAがどのように関わっているかを知っていただきたい」という思いで実施しました。
まずは「柑橘収穫体験」。当JA管内で多品種の柑橘を栽培されている丸山泰司さんの園地を訪れました。はじめに、丸山さんから柑橘収穫のポイントを教えていただき、丸山さんが栽培されている「紅まどんな(愛媛果試第28号)」の一部を収穫させていただきました。
ビニールハウスの中にたくさん生っている紅まどんな(愛媛果試第28号)に目を輝かせながら、1つ1つ丁寧に収穫しました。
高いところに生る紅まどんな(愛媛果試第28号)に手を伸ばします
収穫体験の後は、丸山さんから柑橘栽培の大変さや工夫などについてお話を伺いました。
近年の異常気象で、良い柑橘を作るのが年々難しくなってきていると話す丸山さん
柑橘収穫体験と交流を通して、モニターからは「天候や出荷条件などあるなか、大変な作業をされていると改めて知った」、「農家の苦労を知り、1房ずつ味わって食べなければと感じた」との感想をいただきました。
生産者との交流を終えた後は、当JAの北条選果場へ移動し、「選果場見学」です。当JA選果業務課職員の誘導のもと、柑橘が選果される工程を約40分見学しました。
光センサーを通過した柑橘が品質や大きさごとに次々と選別されていく様子に「あの一瞬でいろいろ分かるんですか!?」と驚く声が上がりました。
選果場見学を終え、モニターからは「機械によるところが多いが、最後に人の手できちんとチェックされていて嬉しかった」、「多くの人の手もかかり選別していて良い品物が出まわっていることを知り、商品を大切にいただきたいと思った」との感想をいただきました。
生産者が心を込めて栽培した柑橘が、消費者の手元に届くまでの流れを学んだ今回の『みかんのみち』。活動後のアンケートでは、「皆さんの努力があって店頭に並んでいることを知り、もっと愛媛県産を意識して購入しようと思った」、「生産~出荷~選果と多くの人の手、工程を経て美味しいみかんをいただいていることを理解した」、「当たり前のように柑橘を食べることができるのも、いろいろな方の苦労や工夫があるのを今さらながら実感できる機会となった」との感想をいただき、地域農業や当JAの取り組みへの理解を深めていただくことができました。
次回2月14日(土)が今年度の准組合員モニターの最終回。これまでのモニター活動を通じて得た学びや気づきをもとに、JA役職員との意見交換会をおこない、モニターからいただいた意見を今後のJAの活動に反映していきます。




























