柑橘

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農作業情報

柑橘

1~2月の作業管理

採収・貯蔵・出荷

〇中晩柑類

不知火 採収時期:1月中旬~2月上旬 ※十分に糖度をのせて採収する

採収   予措
目安30~40日間
減量5~7%

   貯蔵
温度6~8℃
湿度85~90%

出荷
その他中晩柑 ※品種毎に基準を満たした果実より順次採収を行い、出荷時期に合った予措・貯蔵を行う
※内容を重視した適期採収を基本として、極端な天候になった場合を除き早取りは行わない

土づくり

収量を増やし、品質の良い果実を生産するためには、細根を増やす必要がある。土壌改良を行い、健全な樹体づくりを行う。

【有機物の施用】
堆肥・ピートモス・コアラピート等の有機物を積極的に投入する。
【土壌改良剤の施用】
カルシウム欠乏症やマグネシウム欠乏症、マンガン過剰症等の発生がみられる場合には、石灰資材を投入し、土壌PHを調整する。
石灰資材は施用後、土壌と混和し1ヶ月程度、肥料との施用間隔をあける。

整枝・剪定

寒さが緩んでから、南向きの暖かい園地より剪定を行う。
表年の温州みかんから始め、裏年の樹や寒さに弱い品種は時期を遅らせる。
また、近年密植園が増加傾向にある。収量よりも密植による防除効果、作業性の低下が大きくなるため、剪定作業に入る前に縮伐・間伐を行う。

 

3~4月の作業管理

貯蔵・出荷

〇中晩柑類
外気温の上昇により、貯蔵庫の温度が上昇し、日持ちしなくなるため、換気は夜間に行い貯蔵庫の温度を下げる。乾燥する場合は打ち水などを行い、できるだけ低温・適湿に保つ。

春肥の施用

気温の上昇に伴い、春草の生育も旺盛になる。春肥を効率よく吸収させるために除草を徹底する。

品種名 施肥時期 使用肥料 施用袋数
温州みかん 3月下旬 えひめ中央1型有機 4.0
 宮内伊予柑 3月下旬 えひめ中央1型有機 5.0
 甘平・不知火他中晩柑類 3月下旬 えひめ中央1型有機 4.0

苗木の定植

苗木の定植は、3月中旬頃より実施する。傷んでいる根や太く真下に伸びた根はハサミで切直し細根を多く残すようにする。植付けの際、根を四方に広げ、接木部が地面から5cm程度高くなるようにしっかり植え、深植えに注意する。先端は、接木部より25~30cm程度で切返す。


植付け後は十分にかん水し、敷きワラ等をして土壌の乾燥防止および抑草に努める。合わせて風による倒伏や根傷みを防ぐため、支柱を株元に立て、ひも等で結束を行う。また、生育促進のためのスカーティングを有効に利用する。
←植付け後の苗木

品種(区分) 作型 植栽間隔
(畝幅×列間)
植栽本数
(10a当り)
備考
極早生・早生温州 露地 3m×2.5m 133本  
中生・普通温州 露地  4m×3m  83本  
宮内伊予柑・不知火
カラマンダリン(南津海)
甘平・はれひめ他
露地  3m×3m  111本 ※はれひめはマルチ必須
愛媛果試第28号・せとか 施設  3(2.7)m×3m  111本(123本) ( )は5.4m間口
レモン 施設
(自然形)
 3(2.7)m×3m
※6(5.4)m×3m
 111本(123本)
55本(61本)
( )は5.4m間口
※は間伐後の植栽
露地  4m×4m  62本  

 

5~6月の作業管理

苗木の管理

○芽かき
1年生苗は、1芽1本を基本とし生育良好な新梢を5本残して、他は芽かきする。2年生以上の幼木は、1芽1本に芽かきを行い、主枝候補は伸ばしたい方向へ誘引する。
※高接ぎ樹は、葉5~6枚で摘芯し夏芽の発生を促す

○施肥
定植2ヶ月後より、有機肥料(1樹で100g程度)を1ヶ月間隔で施用する。

○支柱の設置
主枝候補3本を支柱に誘引して立てる。

○かん水
苗木は乾燥に非常に弱いため、定期的にかん水を実施する。

○病害虫防除
アブラムシ、ミカンハモグリガ、かいよう病等の防除を特に注意する。

夏肥の施用

品種名 施用時期 使用肥料 施用袋数
(10a当たり)
早生・中生・普通・晩生温州 6月上旬 えひめ中央有機入り化成1号 2.0
宮内伊予柑 6月中旬 えひめ中央2型有機/えひめ有機7号 6.5
不知火・せとか・その他中晩柑 6月中旬 えひめ中央2型有機/えひめ有機7号 5.0

※緩効性肥料施用園では夏肥を施用しない

早期摘果

○温州みかん

極早生温州 早期摘果開始 6/下~ 葉果比15葉に1果

※尚、着果不足樹は早期摘果を行わず、仕上げ摘果及び樹上選果を行う

○中晩柑類

宮内伊予柑 早期摘果開始 6/中~ 葉果比50~60葉に1果
不知火 早期摘果開始 6/中~ 葉果比70~80葉に1果
せとか 早期摘果開始 6/中~ 葉果比70~80葉に1果

 

7~8月の作業管理

摘 果

温州みかん

極早生温州  見直し摘果終了7/中:葉果比15葉に1果
仕上げ摘果終了8/中:葉果比20~25葉に1果
早生温州 早期摘果開始7/上~、見直し摘果終了7/下:葉果比15葉に1果
中生・普通温州 早期摘果開始7/中~、見直し摘果終了8/上:葉果比15葉に1果

※尚、着果不足樹は早期摘果を行わず、仕上げ摘果及び樹上選果を行う。

中晩柑類

宮内伊予柑 見直し摘果終了7/中~8/中:葉果比60~80葉に1果
仕上げ摘果開始8/下~:葉果比80~100葉に1果
不知火 見直し摘果終了7/上~7/下:葉果比80~100葉に1果
仕上げ摘果開始8/中~:葉果比100~120葉に1果
単位:mm
摘果の目安 8/1 8/10 8/20
極早生温州 S玉目安 43
3L玉カット 62
早生温州 S玉目安 40
3L玉カット 56
普通温州 S玉目安 35
3L玉カット –  51
宮内伊予柑 2L玉目安 55 59
M玉カット 50 54
不知火 2L玉目安 40 46 51
M玉カット 36 41 46

かん水

温州みかん

増糖のため土壌を乾燥気味に推移させることを原則とするが、降雨が少なく土壌乾燥が続く場合は、樹勢維持のため10mm程度のかん水を行う。

中晩柑類

降雨が少ない場合は20~30mm/7日(自然降雨含む)のかん水を行う。

マルチ被覆

品種 マルチ被覆時期
温州みかん 早生温州 7月上旬~
中生温州 7月下旬~
普通温州 8月上旬~

 

9~10月の作業管理

摘果

温州みかん

極早生温州 樹上選果9/中~下(大玉果、傷果を摘果し、正品率の向上を図る)
早生温州 仕上げ摘果9/上~下:葉果比20~25葉に1果、樹上選果10月
中生・普通温州 仕上げ摘果9/中~10/上:葉果比20~25葉に1果、樹上選果10月

中晩柑類

宮内伊予柑 仕上げ摘果8/下~9/下:葉果比80~100葉に1果、樹上選果10月
不知火 樹上選果9月~10月(小玉、傷果等を摘果し、正品率の向上を図る)
単位:mm
摘果の目安 9/1 9/10 9/20 10/1 10/10 10/20
極早生温州 S玉目安 46 50 53
3L玉カット 66 72 77
早生温州 S玉目安 42 45 48
3L玉カット 61 65 69
普通温州 S玉目安 38 40 43
3L玉カット 54 59 63
宮内伊予柑 2L玉目安 64 68 72 76 80 83
M玉カット 57 62 66
不知火 2L玉目安 58 62 66 70 74 77
M玉カット 51 55 59 62 65 68

かん水

温州みかん

増糖のため土壌を乾燥気味に推移させることを原則とするが、降雨が少なく土壌乾燥が続く場合は、樹勢維持のため10mm程度のかん水を行う。

中晩柑類

有効降雨20日後程度を目安で、かん水量は10~20mm/7~10日で行う。
※10月以降は自然降雨とするが、増糖のため土壌乾燥に努める

初秋肥・秋肥の施用

【伊予柑・その他中晩柑】… 緩効性肥料施用体系
初秋肥(9/上) えひめ中央柑橘一発 4.0袋/10a

【極早生温州】
秋肥(10/下) えひめ中央有機入り化成1号 4.5袋/10a

極早生温州の採収・出荷

<貯蔵病害>
腐敗防止剤は必ず散布する。
<採収>
出荷基準に合った果実より早目に採収する。果実の取り扱いは丁寧に行い、ハサミ傷、軸長には十分注意する。
<選別・出荷>
極早生の出荷物において、例年腐敗果の混入が目立つ。価格安定、信用を失わないよう、庭先選別を徹底し、腐敗につながる果実が混入しないよう注意する。

夏秋梢処理(10/中~)

<伊予柑>
・徒長枝、弱小枝 … 基部より取り除く
・中庸な枝で春枝に白スジがあるもの … 節の上で切り返す
・中庸な枝で春枝に白スジがないもの … 春葉3~4枚残して切り返す

<不知火>
・1~2本に整理する
※「かいよう病」の発生園においては、夏秋梢の処理と合わせて、被害枝葉・果実の除去(除去後必ず園外へ出す)を必ず行う

 

11~12月の作業管理

採収・貯蔵・出荷

〇温州みかん

早生温州 基準に合ったものから採収する
中生・普通温州 8分着色以上で分割採収を実施する
※浮皮果の発生には十分注意する。合わせて果実の取り扱いを丁寧に行い、鳥害果・ハサミ傷・軸長果の混入はさける
※採収後、中生・普通温州は3%予措、晩生温州は4~5%予措を行う
※選別・出荷は、品目毎に出荷日・出荷基準が決定すれば、順次基準に合ったものより選別・出荷をする

〇中晩柑類

宮内伊予柑 12月下旬からの採収を基本とする。分割採収を行う場合は7分着色以上の果実を対象に12月上旬から行う
<予措と貯蔵>

1~2月出荷(3L上果)
採収  予措15日間
温度12℃
湿度85%以下
予措(減量)3%
  貯蔵
温度6~10℃
湿度85%
出荷
3月出荷
 採収  予措20日間
温度8~10℃
湿度80~85%
予措(減量)3%
  貯蔵
温度6~8℃
湿度80~85%
出荷
その他中晩柑 ※品種毎に基準を満たした果実より順次採収を行い、出荷時期に合った予措・貯蔵を行う
※内容を重視した適期採収を基本として、極端な天候になった場合を除き早取りは行わない

※貯蔵病害…腐敗防止剤は必ず散布する

秋肥の施用

品種名 施用時期 使用肥料 施用袋数
温州みかん
(早生・中生・普通・晩生)

※マルチ含む
11月中旬
(マルチ園は収穫直後)
えひめ中央有機入り化成1号 4.5袋/10a
温州みかん
(中生・普通・晩生)

※一発肥料
11月上旬 えひめ中央柑橘一発1型 6.5袋/10a
宮内伊予柑・中晩柑全般 11月上旬

えひめ中央2型有機/
えひめ有機7号

5.0袋/10a
はれひめ 収穫直後 えひめ中央有機入り化成1号 3.5袋/10a

※初秋肥に緩効性肥料秋肥一発を使用した宮内伊予柑等の園は秋肥を施用しない

防寒および退色防止対策

○不知火
11月下旬より果実2重袋(寒害の心配が無い園地ではサンテも可)を被覆する
袋掛け時には、雨水が侵入しないようしっかりと結束する

○せとか
11月下旬~12月中旬(7分着色より開始)に3重(2重)袋を被覆する
寒害の心配がない園地では、サンテ(黒)でも可
袋掛け時に日焼け果、内成り果、スソ成り果等は樹上選果する

※越冬柑橘は特に鳥獣被害を受ける可能性が高いため、防鳥(獣)ネット等を有効に利用する

樹勢回復対策

マルチ実施園において秋肥未施用園は、マルチ除去後速やかに施用しかん水を行う
収穫後は尿素300倍を散布する

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