「気象について学ぶ」JAえひめ中央青壮年部

2024年05月16日

　JAえひめ中央青壮年部は、5月1日の第25回定期総会で、農業や生活に大きな影響を与える気象について学ぼうと同JAの本所で講演会を開き、42人の盟友が参加しました。

　講師に松山地方気象台の調査官である楠田和博氏を招き、「気候変動と季節予報」と題し、地球温暖化の愛媛県への影響や将来予測について講演していただきました。

　昨年の大雨・渇水もあり、盟友の皆さんの関心も高い雨については以下のような内容でした。

・愛媛県の1時間降水量30ミリ以上の年間発生回数は、統計開始からの10年間（1979～1988）の発生回数約0.99回と比べ、最近10年間の発生回数（2014～2023）は約1.42回で1.4倍に増加

・無降水日は松山で1890年から2023年で8.3日の増加

　このような近年の気候変動に対し、農業に役立つ情報をまとめ、過去のデータから2週間予報や季節予報等を見ることができる、気象庁の「農業気象ポータルサイト」について教えていただきました。

　同JA青壮年部の仲神正樹委員長は「昨年は豪雨災害に水不足と異常気象の年でした。気候変動は、農業に甚大な被害をもたらし、生活にも影響を与えます。今回学んだことをきっかけに、少しでも今後の対策につなげてほしい」と話しました。